恩師を囲む会

第53回  高橋弘一 名誉教授(経営学科)

日時:2017年9月10日(日)12時半~
会場:名古屋キャンパス 職員食堂
参加者:19人

●先生からのメッセージ

【35年ぶりの再会】

 卒業後もずっと年賀状のやり取りが続いているゼミ卒業生が40名余りいますが、このうち何名かの例外を除いては、卒業後1度も再会の機会はありませんでした。今回同窓会が企画してくれた「囲む会」は、そうした卒業生たちに再会する絶好の機会を用意してくれたことになります。
 参加最年長者の場合だと、卒業後35年ぶりの再会となり、ゼミ在籍当時の面影を探り当てるのにしばらく時間がかかったケースも、何人かありました。
 参加者全員からゼミの思い出話や近況報告を聞けたことは、私にとって、大変楽しくもあり、うれしいことでした。和やかな雰囲気のうちに、会の予定時間は瞬く間に過ぎ、談笑は大学近くの喫茶店での二次会に引き継がれました。「囲む会」のスタートは12時半でしたが、喫茶店を出て、別れの言葉を交わしたのは午後5時をだいぶ過ぎた時間だったと記憶します。
 パッヘ神父(南山大学初代学長)のレリーフ前で撮ってもらった記念写真は、私が自分の手でA4サイズに引き伸ばし、自宅のリビングルームに飾ってあります。「はい、ポーズ」の掛け声に応えた、全員の笑顔が印象的な、何とも楽しげな記念写真です。1日に何回かはのぞき込み、今なお、その余韻に浸っています。

高橋昌彦(大32期 経営)

今も心に残る高橋先生の大切なムダ話

 平成29年9月10日に同窓会主催の「恩師 髙橋弘一名誉教授を囲む会」が学内職員食堂にて開催されました。31期から48期の19名が集まり定刻12時30分にきっちりスタート。「先生の教えが行き届いていますね」と主催者側からのコメントで一同爆笑、なごやかなムードに包まれ開始となりました。
 先生のお話は30分を超えても続きました。学生時代もゼミの冒頭にはいつも長いお話をされていたのですが、先生が学生のころ、本来の授業、勉強の話よりムダ話の方が記憶に残ったという体験から、あえてムダ話をしようと心がけていたという説明で、皆納得の表情でした。
 会の半ばから、卒業年度順に参加者から思い出話が次々と披露されました。多くの参加者はそのムダ話が心に残った、また影響を受けたと話していました。なかでも印象深かったのは、先生が言われた「至誠一貫」(意味:最後まで誠意を貫き通すこと。真心をもって何事にも立ち向かうこと)という言葉をいつも心に言い聞かせていると言う参加者に対し、先生から実は「至誠一貫」は息子の結婚式のあいさつでも紹介したエピソードでした、と。つながりに感動し、なんだか心が温かくなりました。
 談笑中は32期が大学4年時にゼミ合宿で行った白馬に、35年ぶりに高橋先生以下10余名で、当時と同じ旅館に泊まり、約1時間半の行程で八方池まで登った時の動画を上映しました。74歳とは思えない健脚ぶりに一同驚いていました。
 予定されていた時間は瞬く間に過ぎ、パッヘスクエアで記念撮影後も参加者の話は尽きず、懐かしい学生時代にタイムスリップした楽しい一日になりました。同窓会事務局の皆さまお世話になりました。
 高橋先生いつまでもお元気で!