恩師を囲む会

第62回  水谷重秋 名誉教授(経済学科)

日時:2024年3月10日(日)12時半~
会場:リアンカフェ
参加者:59人

●先生からのメッセージ

ゼミ卒業生の明るい未来を確信

 当日は肌寒さの中にも春の気配を感じることのできる穏やかな日和となりました。私の年齢と体調を懸念してどうしても付き添いたいという妻と共に、久しぶりに車で名古屋に向かいました。会場のリアンカフェでは予想をはるかに上回る数の参加者のもと、会は終始和やかな雰囲気で行われました。当時のゼミ状況が曖昧であったり個々の名前と顔とが一致しなかったりと、会の最初は戸惑ったりもしましたが、しばらく話をしているうちに徐々に記憶がよみがえり、かけがえのない時間を取り戻せた気がします。
 出席者のスピーチでは、ゼミ活動を通じて得た知識とともに仲間と切磋琢磨したことが役立ち、それぞれの分野で役割を担い活躍していると聞くことができ、私自身も誇らしくなりました。ゼミナール指導を生き甲斐とし楽しみとしながら共に学んできた私にとって、これ以上の幸せはありません。会に出席できなかった人からの多数の返信メッセージにも、名古屋周辺のみならず日本各地や海外で活躍し、やりがいのある毎日を送っているとありました。個性あふれるスピーチやメッセージを通じて、ゼミ卒業生の今後の明るい未来が確信できた次第です。体力面での衰えと同時に意欲も減退しつつある傾向を自覚している昨今の私ですが、若い力に元気づけられた気がします。水谷ゼミ卒業生の皆さま、ありがとうございました。
 なお、南山大学同窓会のスタッフの皆さまにはきめ細やかな心遣いをもってすばらしい時間を作っていただき、心から感謝いたします。



石川奈穂(大44期 経済)

歴代のゼミ生が集結

 出席者総勢60名で開かれた水谷重秋先生を囲む会。久々にお会いする先生はお変わりなく、威厳ある声と存在感は当時のまま! 先生を前にどの年代の卒業生も自然と背筋が伸びていました。
 あいさつの際、皆が口々に語ったのは論文の書き方を徹底指導された思い出です。真っ赤に添削され、推敲と修正を繰り返した当時を本当に大変だったと振り返りながらも、それはまさに先生がゼミ生一人一人と真剣に、親身に向き合ってくださった証であり、私たちの心に刻まれるお姿です。残念ながら欠席となった仲間からも先生への感謝をつづったはがきが数多く届いており、参加者だけでなくゼミ生全員の敬慕の気持ちが集結したような空間でした。
 終始、優しいまなざしで見守っていらっしゃった奥さまが印象的でした。先生、これからもご夫婦仲睦まじく、穏やかな日々をお過ごしください。
 懐かしい母校で恩師を囲むこのような貴重な機会を設けてくださった同窓会のご尽力に感謝申し上げます。