開催報告
第66回 高橋広次名誉教授(法学部法律学科)
日時:2025年9月7日(日)12時半~
会場:リアンカフェ
参加者:12人
●先生からのメッセージ
2020年に大分・杵築市に帰住してから5年半以上たちましたが、このたびの企画により、久しぶりに飛行機旅行とともに懐かしい名古屋体験ができました。2025年夏の酷暑は記録的な長さにわたりましたが、当日の9月7日、炎天下を衝いて、集まってくださったゼミ卒業生のお志には感謝の念でいっぱいです。参加者は少人数でしたので、着席式でゆっくりとおいしい昼食を頂きながら、一人ひとりの思い出や卒業後の進路に耳を傾けました。
時折こちらの知らない「裏話」が披露されるたびに、驚き、また笑いを禁じ得ませんでした。聞いているうちに、今ほど「個人情報」の制約が厳しくなかった往時のゼミ生活の中で、実は深い心のつながりが築かれていて、今日に至っている様子がうかがわれ、担当のやり甲斐があったと、うれしく思った次第です。また、欠席された方々から寄せられた返信メッセージを拝読し、お名前とともに、積極的にゼミ参加していた姿が次第によみがえってきました。それぞれの持ち場で元気にご活躍の様子、何よりです。法哲学といえば、法学部では、あまり実利向きではない思弁的な学問分野と見られがちですが、「哲学離れ」の傾向を意に介せず、意欲的に打ち込んでくれたゼミ生の心跡を知り、改めて教師冥利に尽きました。
末筆ながら、早くから本会を準備し、師弟それぞれに良い思い出を提供してくださった同窓会の方々のご尽力に心よりお礼申し上げます。

平田丈人(大49期 法律)
かけがえのない日々の続きを味わう
学生時代には、似たような体験を再び持つことが稀であろうことに特色があり、おそらくそれゆえに記憶が色あせにくい。卒業という学籍の終わりはあるが、学びや思索に卒業はない。自分たちや恩師、さらには社会にとってその後どういう展開が生じているのか、続きが気になるのはとても自然なことである。ましてや時代がものすごいはやさで動いて、法哲学の思索の延長線上に社会の現実の課題が多数列をなしてきている。連絡を取る機会が少なくても、つながりがないことにはならない。この場が初対面でも、ゼミ生らしい年次を超えたつながりを感じうる。この日出席できなかった方々とのつながりも、今は少し見えにくいだけであろう。誰もが名残を惜しんだ。具体的に約束をしたわけでもないが、やはりもう少し!という糸をドラマチックに引き当てすぐさま再会という展開もあった。素晴らしい本の読後感にも似た後味と、いつか続きを!という望みを各々持ち帰った。